ウナギに合う伊豆ワインのご提案:土用の丑の日に楽しむ絶妙なマリアージュ
今年の土用の丑の日は7月19日(土)と7月31日(木)
間もなく訪れる土用の丑の日に先駆けて、日本の伝統的な夏の味覚「鰻(うなぎ)」と、伊豆が誇る芳醇な「伊豆ワイン」との、最高のペアリングについてご案内させてください!
鰻とワインと聞くと意外に思われるかもしれませんが、実はその組み合わせは、互いの魅力を高め合う素晴らしいマリアージュを生み出します。
この記事では、数ある伊豆ワインの中から鰻との相性をソムリエや醸造家を交えたスタッフで検証し、特に「伊豆メルロー2023」、「伊豆プティ・ヴェルド2021」、「伊豆ヤマ・ソービニオン2022」の3つのワインに焦点を当て、鰻とワインを最大限に楽しむための3つの視点から、それぞれのペアリングの魅力をご紹介します。
なぜ鰻にワイン?意外な組み合わせが織りなすハーモニー
鰻の蒲焼きは、甘辛いタレと香ばしい香りが特徴です。この複雑な味わいに合わせるお酒として、一般的には日本酒やビールが挙げられますが、実は赤ワインも素晴らしい選択肢となり得ます。
特に、鰻の脂とタレの濃厚さに、ワインの持つ酸味や渋味、果実の風味が調和することで、口の中で新たな美味しさが生まれます。
鰻とワインのペアリングは、互いの長所を引き出し、時には補い合う「マリアージュ」という考え方に基づいています。
それでは、具体的な伊豆ワインの候補とその相性について見ていきましょう。
鰻と相性の良い伊豆ワイン候補
今回は、伊豆の豊かな自然の中で育まれた3つの赤ワインに注目しました。それぞれの赤ワインが鰻とどのようなハーモニーを奏でるのか、詳しく見ていきましょう。
今回ご案内させていただく伊豆ワインは、ソムリエや醸造家を交えた当社のスタッフ10名が実際に試食し、ポジティブな面とネガティブな面の両方から、屈託のない意見交換を行い、当社の赤ワインの中から評価の高かった3本を選出いたしました。
それぞれに感じたリアルなコメントをそのまま載せておりますので、ご参考になれば幸いです。
1. 伊豆メルロー2023
テイスティングコメント
ポジティブ
「泥臭くなく、いい感じ」
「鰻と一緒だと飲みやすい」
「ワインの甘みとタレが合う」
ネガティブ
「あとに少し苦味が残る」
「鰻を覆うような感じではないが酸が勝つ」
「全体的にチグハグ」
「残り香が不快」
ペアリングの印象:
「伊豆メルロー2023」は、まろやかで優しい口当たりが特徴ですが、鰻との組み合わせにおいて、やや複雑な表情を見せます。
一部では酸味が勝る、あるいは後味に苦味が残るといった意見もありましたが、その一方で、「鰻と一緒だと飲みやすい」「ワインの甘みとタレが合う」といったポジティブな意見も多く聞かれました。
特に、ワインの持つ柔らかな甘みが鰻の甘辛いタレと調和することで、飲みやすさが向上し、心地よい余韻を残す可能性も感じられます。
鰻の泥臭さを感じさせない点は、メルローの持つフルーティーさが良い方向に作用していると言えるでしょう。
2. 伊豆プティ・ヴェルド2021
テイスティングコメント:
ポジティブ
「良い。お互い引き立て合っている。美味しい。」
「鰻と合わせて飲むとワインが美味しくなる。」
「樽、渋味、果実感が程よく酸味も有り合う。」
ネガティブ
「プティが尖った印象を受けてしまう。」
「ワインが強い感じ。」
「合わなくはないがプティが勝ってしまう。」
「途中まで味が同調しているが、わずかにワインが勝つ。」
ペアリングの印象:
「伊豆プティ・ヴェルド2021」は力強く、しっかりとした渋味と凝縮された果実の風味が特徴のワインです。
鰻と合わせると、最初はワインの個性が前に出すぎると感じるかもしれません。
しかし、試していくうちに、鰻の脂の旨味とワインの樽香や渋みが意外な調和を生み出すことがわかります。
鰻の香ばしさやタレの甘辛さが、伊豆プティ・ヴェルド2021の美味しさを引き立て、口の中でより深い味わいを創造する可能性を秘めているようです。
3. 伊豆ヤマ・ソービニオン2022
テイスティングコメント:
ポジティブ
「鰻の風味、脂の旨味がたつ」
「余韻も心地よい」
「さらりと飲める」
「たれの甘みとワインの甘みがマッチ」
「泥臭さがあるが、アフターがマッチ」
「酸味が良い」
「酸味と香りが合う」
「後味はすっきり」
ネガティブ
「後味の酸味が強い」
「少々苦味を感じる」
ペアリングの印象:
今回私が最もおすすめしたいのが、「伊豆ヤマ・ソービニオン2022」です。
このワインは、ヤマ・ソービニオン特有の野趣あふれる香りと旨味、フレッシュな酸味が特徴です。
鰻とのペアリングでは、「風味、脂の旨味がたつ。」「余韻も心地よい!」といったポジティブな声が多数聞かれました。
鰻の脂の旨味とワインの旨味が引き立て合い、さらりとした飲み口としっかりとした酸味が、鰻の濃厚さを軽やかにしてくれます。特に、タレの甘みとワインの甘みが絶妙にマッチし、口の中で一体感のある美味しさを生み出します。
泥臭さが気になるという意見もありましたが、アフターにワインの酸味が心地よく作用し、後味をすっきりとさせてくれます。
総合的に見て、伊豆ヤマ・ソービニオン2022は、鰻の魅力を最大限に引き出し、かつワイン自身の個性も輝かせる、まさに「最高の相性」と言えるでしょう。
食事とワインのペアリングを楽しむ3つの視点
食事とワインのペアリングは、単に「合う・合わない」だけでなく、どのように楽しむかによってその魅力が大きく変わります。ここでは、ペアリングをより深く楽しむための3つの視点をご紹介します。
1. 食事の美味しさを引き立てる
まず、「食事、つまり鰻の美味しさを最大限に引き出す」という視点です。
この場合、ワインは鰻の風味を邪魔せず、むしろその魅力を際立たせる役割を担います。ワインの酸味が鰻の脂っぽさを和らげたり、ワインの香りが鰻の香ばしさを引き立てたりといった効果が期待できます。
今回で言えば、伊豆メルロー2023が「泥臭くなく、いい感じ」「鰻と一緒だと飲みやすい」というコメントがあったように、ワインが鰻の味わいをより豊かにするケースがこれに該当します。ワインの個性を活かしつつ、主役である鰻がより輝くようなペアリングです。
2. ワインの魅力を引き立てる
次に、「ワインの個性を際立たせる」という視点です。
これは、鰻をワインの引き立て役と捉え、ワインの持つ複雑なアロマや風味、構造をより深く味わうためのペアリングです。鰻の濃厚な味わいが、ワインの持つ樽香、スパイス感、ミネラル感などを際立たせ、新たな発見をもたらすことがあります。
伊豆プティ・ヴェルド2021が「ワインが勝る」といったコメントがあったように、ワインの力強さが鰻に負けることなく、その存在感をしっかりと示すペアリングがこれに当たります。鰻がワインの持つ多様な表情を引き出す、そんな楽しみ方もアリなのです。
3. ワインとの調和を図る
この視点は、鰻とワインが互いに主張しすぎず、全体としてバランスの取れた味わいを目指すものです。
例えば、鰻の甘辛いタレの風味とワインの果実の風味、酸味、渋味が喧嘩することなく、まるで一つの料理であるかのように溶け合う状態です。
伊豆ヤマ・ソービニオン2022のように、タレの甘味とワインの甘味がマッチし、一体感を生み出すペアリングがこれに当たります。どちらかが突出することなく、口の中で心地よいハーモニーが広がるのを感じてみてください。
まとめ:土用の丑の日は伊豆ワインで特別な食体験を
ここまでお読みいただきありがとうございます!お好みのワインは見つかりましたか?
今回ご紹介した「伊豆メルロー2023」、「伊豆プティ・ヴェルド2021」、そしてイチ押しの「伊豆ヤマ・ソービニオン2022」は、それぞれ異なる表情で鰻とのペアリングを楽しませてくれるでしょう。
それぞれのワインが持つ個性と鰻の奥深い味わいが織りなすハーモニーは、きっとあなたの食体験をより豊かで記憶に残るものにしてくれるはずです!
今年の7月19日(土)、7月31日(木)は、ぜひ「鰻と伊豆ワイン」という新たな組み合わせに挑戦してみてはいかがでしょうか。伊豆の自然が育んだ美味しいワインと共に、特別な食のひとときをお過ごしください。
もしペアリングを試していただきましたら、レビューで感想をお聞かせいただけたら嬉しいです!
それではまた!