初春に飲みたい!さくら色が綺麗なロゼワイン「巨峰ロゼ」
2月中旬・・・
そろそろ桜の季節ですね!!
「ちょっと気が早いんじゃない?」という声が聞こえてきそうですが、伊豆に住んでいるとそんなことないんです!
そうです、河津桜(かわづざくら)。
河津桜とは、2月上旬から3月上旬までの約1か月間に咲く”早咲きの桜”です.
伊豆半島のしたほうに”河津町”という町がありまして、「河津桜まつり」という祭典が毎年行われています。
河津川沿いに約850本もの桜が咲いており、期間中には多くの露店も出店されているため、毎年多くの観光客でにぎわっています。食べ歩きデートなんか最高です!
第35回「河津桜まつり」は、2025年2月1日(土)~2月28日(金)の期間で開催しています。
※期間が延長され、2025年3月9日(日)まで開催されることになったそうです。3月上旬に満開を迎える予想らしいので、ご予定の合う方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか!
詳しくは、河津桜まつり公式サイトよりご確認ください!:https://kawazuzakura.jp/
前置きが長くなりましたが、そんな河津桜に負けず劣らずの”桜色をしたワイン”、「巨峰ロゼ」を今回はご紹介したいと思います。ワイン用ブドウとはまた違う、フレッシュな果実感を感じられるフルーティなワインに是非興味を持っていただければ幸いです。

本記事では、中伊豆ワイナリー公式オンラインショップを運営している大川が、中伊豆ワイナリーで手掛けるワインについてご紹介しています。是非最後までお読みいただき、商品を手に取っていただく理由の一つになれたら幸いです!
- 1.巨峰発祥の地 伊豆
- 2.巨峰ロゼのテイスティングノート
- 3.巨峰ロゼに合う食事のご提案
- 4.まとめ
1.巨峰発祥の地 伊豆
ブドウの王様、巨峰。
「ブドウ」と言えば長野県や山梨県を想像される方が多いと思いますが、「巨峰」の発祥の地は、実は伊豆なんです!
巨峰の歴史は1919年に遡ります。
大井上康(おおいのうえやすし)という農学者が、静岡県田方郡下大見村(現:中伊豆)にある大井上理農学研究所で、ブドウの研究をスタート。
日本の高温多雨多湿に適したブドウの新品種を誕生させるべく試行錯誤を重ね、研究開始から23年後の1942年に”巨峰”という品種は誕生しました。(参照:Wikipedia)
現在では、より栽培に適した山梨県で多くの巨峰が栽培されておりますが、巨峰の歴史の初めに伊豆があるというのは何だか誇らしいですよね。
中伊豆ワイナリーに来る途中の国道沿い(伊豆市年川)に「巨峰のふる里」というモニュメントなんかもあったりします。お立ち寄りの際には、是非見つけてみてください!
ちなみに、弊社の「巨峰ロゼ」誕生の理由もこの歴史を知ってもらうためだったそうです。
また、ワインを飲みなれない方にも楽しんでいただけるような、フルーティで飲みやすいワインを造り、ワインの魅力に気づいてもらうためのキッカケにしたかったという思いがありました。
2.巨峰ロゼのテイスティングノート
それでは、「巨峰ロゼ」について詳しく見ていきましょう。例のごとくテイスティングにあたり「外観」「香り」「味わい」3つの項目に分けてご紹介していきます。
まずは「外観」を見ていきましょう。
全体的にうすいピンクガーネット色をしていて、濃淡はありません。
とてもクリアです。
粘性は弱めで、アルコール度数は11%です。
続いて「香り」
巨峰ならではの”果実由来の香り”を一番強く感じます。
そして、ラズベリー、ややプラムを感じさせるような甘酸っぱい香りもありますね。
プラムはフレッシュのものというよりはジャムのような印象を受けます。
スワリングをしてみると、奥のほうにほんの少しだけ白コショウ、ピーナッツ。
花でいうと白いストックの花のような香りもあります。
しかしながら、果実由来の香りが圧倒的です。
巨峰はワイン用のブドウに比べて果肉が多い分、複雑なスパイス感などは少なくクリアな果実感を感じられますね!
(飲み進めていくと5~10分経過した頃、黄桃のような香りも出てきました!)
最後に「味わい」
まず初めに感じるのは、爽やかな酸。
ワインの酸を表現するときに「爽やか」または「まろやか」という言葉をよく使いますが、巨峰ロゼの酸は間違いなく「爽やか」です!
そして最後のほうまで酸がしっかり残っているタイプです。
そして甘みのボリュームが強いですね。口の中を”果実感”が支配します。
けど、しつこくない。それがいいですね。
甘ったるい印象はなく、酸がしっかりしていることでバランスが取れています。
余韻は6秒と短めです。
3.巨峰ロゼに合う食事のご提案
大前提として巨峰ロゼは甘口のワインですが、そのしっかりとした爽やかな酸と、しつこくない甘さが最大の魅力です。それ故に食中酒としても活躍してくれると私は思っています!
まず思い浮かぶのは「”トマト多め”のブイヤベース」。
”トマト多め”というのがポイントで、巨峰ロゼの爽やかな酸とトマトの酸が互いに引き合い、ほかの食材のうま味をより感じさせてくれることでしょう。
ブイヤベースも白身の魚を使ったものというよりは、ムール貝や海老などのうま味の強い食材のほうがよりおいしく召し上がっていただけると思います。
他には「タレの焼き鳥」。(部位はもも肉などがおすすめです!)
タレの焼き鳥を食べるときって、七味かけたくなりますよね?
ワインってその七味(スパイス)の代わりになるってご存じでしたか?
お互いの甘さ、うま味を引き出し合いながら、ワインの爽やかな酸が甘ったるさを浄化してくれ、別の香りをプラスしてくれるようなそんなイメージです!
あとは、「牡丹鍋」なんかも合うと思います!
シンプルなポークソテーなんかも合うかな?と思ったんですが、よりさっぱりとした豚肉=イノシシ肉のほうがより相性がいいと思いました。
シシ肉特有のすっきりとしたアブラの甘さ、肉質がいい感じにマッチしそうですね!
4.まとめ
この「巨峰ロゼ」を一言で表すなら・・・
「4月上旬、まだジャケットを着ないとちょっと寒いな~と思って外に出たときに、ふわっと差し込んできた太陽みたいなワイン」
です!!!
ちゃんと一言で表すなら「ホッとするワイン」ですね(笑)
綺麗なロゼ色と、上品な甘さ、爽やかな酸がそうさせるのでしょうか。
飲んでるとなんか安心するんですよね。
これからの季節、よく冷やしてピクニックでガブ飲みするも良し、繊細な料理と合わせても良し!!様々なシーンであなたをホッとさせてくれる、そんなワインだと思います。
是非、懐に1本入れて出かけてみてはいかがでしょうか!
いろんな方に飲んでいただき、感想をレビューでいただけると嬉しいです(^^)/
それではまた!
